燃料費調整額 電力会社によって違う。 ここで視聴してください – 燃料調整額は電力会社によって違うのですか?
電気料金に含まれている燃料費調整額は、電力会社によって異なります。 大手電力会社の場合は、1kWhにつき3円台のケースもあれば30円以上で設定されているケースもあります。 また、関西電力など一部の電力会社は、電力使用量10数kWhまで高い単価、10数kWhを超えると数円単位まで安くなるケースがあります。燃料費調整額の上限とは
燃料費調整単価の算出に用いる平均燃料価格には、燃料価格の大幅な上昇から消費者を保護するために「基準燃料価格の1.5倍」という上限が設けられています。 規制料金には平均燃料価格の上限が設けられていますが、自由料金は電力会社ごとに平均燃料価格の上限設定のあり・なしが設定できます。※燃料費調整単価は、平均燃料価格が上限(40,700円/kl)を超えた月分においては、平均燃料価格を40,700円/klとして算定した単価となります。 ※2023年2月分から2024年6月分の燃料費調整単価は、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」により1kWhあたり以下の単価を差し引いた単価を記載しております。
電気事業者が電気をつくるための原材料(原油、石炭、LNG(※液化天然ガス)など)を高く仕入れると燃料費調整額が上がります。 このため燃料費調整額(燃調費)は電気代が高い原因になります。 特に2021年にはじまったロシア・ウクライナ情勢で燃料費が急騰して以降、電気代が上がる主な要因は燃料費調整額です。
燃料調整額は会社によって違うのはなぜですか?
電力会社によって火力燃料の価格は異なるため、「基準燃料価格」と「平均燃料価格」も電力会社によって数値が異なりますから、そのため最終的な「燃料費調整単価」も、電力会社ごとに異なることになります。
燃料費調整額はなぜマイナスになるのですか?
燃料費調整制度では、燃料価格の変動に連動した「燃料費調整額」が電気料金に反映されます。 算定期間の平均燃料価格を基準燃料価格と比較して、基準燃料価格より高ければ燃料調整単価にプラス調整がされ、低ければマイナス調整がされます。 この燃料費調整単価が、使用した電力量料金に加算あるいは差し引いて計算されます。上限がある料金プランの場合、燃料費調整単価の算出に反映できる平均燃料価格の上限は、基準燃料価格(現在の料金設定の前提となる燃料価格)の1.5倍です。
燃料費調整額は電気料金に加算され毎月変動し、輸入国の情勢や為替変動などの影響でプラスになったり、マイナスになったりします。
燃料費調整額がない電力会社は?
たとえば、北海道電力、東北電力、中部電力、四国電力、九州電力は、2022年10月以降に自由料金プランの燃料費調整額を上限撤廃しました。要因はおもに2つあり、1つは2020年12月下旬からの強い寒波によって、暖房利用などによる電力需要が増加したことです。 もう1つは、電力需要の増加によって液化天然ガスの需要も増加し、液化天然ガスの価格が高騰したことです。上限設定がある場合とない場合を比較すると、燃料価格が上限値を超えた場合にのみ上限設定がない方が電気料金が高くなります。 今後燃料価格が下落して上限値を下回った場合や、更に下落して電気料金のマイナス調整になった場合には、上限設定の有無にかかわらず燃料費調整額は同額となります。
燃料費調整額とは「電気料金の算出項目のひとつ」
必ず毎月変動し、燃料費が基準価格よりも低ければ電気料金から減算、高ければ加算されます。
2023年1月から「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施 2022年12月まで燃料費調整額はね値上がりし続けてきましたが、2023年1月から政府の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施されました。 これにより、2023年1月から9月まで、燃料費調整額が下記のように値引きされます。
電力会社によって火力燃料の価格は異なるため、「基準燃料価格」と「平均燃料価格」も電力会社によって数値が異なりますから、そのため最終的な「燃料費調整単価」も、電力会社ごとに異なることになります。
燃料費調整額高騰はいつまで続くのか?
2023年1月から「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施 2022年12月まで燃料費調整額はね値上がりし続けてきましたが、2023年1月から政府の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施されました。 これにより、2023年1月から9月まで、燃料費調整額が下記のように値引きされます。
算定期間と反映時期 現在の燃料費調整額は、過去の制度と同じで3カ月分の貿易統計価格の平均値で算出されます。 反映される時期に関しては、従来の3カ月から2ヶ月へと短縮され毎月発生するようになりました。 例えば1〜3月までに算出された燃料費調整額が反映されるのは、2カ月後の6月分の電気料金です。低圧のお客さまの2024年1月分の電気料金に適用される燃料費等調整単価は、1キロワット時につき▲10.24円(前月比±0.00円)となりました。